ロードスターのある生活

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わたしのクルマ歴3

ロードスターのある生活

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プロローグ

 ユーノスロードスター、このクルマがデビューしたときから感じるものがありました。私が気に入ったのは、コンパクトなボディに後輪駆動、一応ツインカムながら馬力はほどほど、重量配分は50:50に近いこと。オープンカーであることは意識しませんでした。1989年の真冬、札幌に試乗に出かけたほどです。でもそのとき実際に雪道をちょっと乗ってみたときの印象は「圧迫感があるし狭くて使えないなあ。」というものでした。当時このクルマはバックオーダーを抱えていて売り込みもきつくなく、何より私はジェミニ ハンドリングバイロータスというクルマを買ってまだ1年しかたっておらず、ローンも残っていましたので、オーナーへの道は自然と遠のいていきました。

レンタカーとの出会い

 街ですれちがう度、羨望のまなざしでみていたロードスターでしたが、ある日、路上駐車しているのをみてレンタカーが存在するのを発見。これはいける、いつか借りてみようと決めました。しかし料金はマークIIなどと同じで結構高いのです。決行の日、かねてから車種指定でお願いしていたレンタカー会社にクルマで向かいます。キーを受け取って「あれえ」。なんとオートマチック車だったのです。その年に登場していたのでした。オートマチック車では小気味よいシフトチェンジが堪能できず興ざめです。しかし、札幌ー洞爺湖間の日帰りドライブでステア操作に対する追従性(ひらり感)に加え、オープンエアモータリングという、このクルマの本来持っているもう一つの楽しさに触れたのでした。

進化したロードスターたち

 発売後、時が経つと、足を固めたSスペシャルや、コンプリートカーM2-1001が発売されました。前者は試乗車を、後者は東京世田谷の「M2」内にあったレンタカーで時間貸ししてもらい乗りました。特に後者は340万円で売られたので、まるっきり買おうと思いませんでしたがどんなにすごいのか試したいという気持ちで高い料金で借り出しました。中央自動車道に乗り八王子で降り、大垂水峠を走りました。その日はあいにくのウェットでしたが、クルマになれたところでちょっとアクセルを入れると冬道のようにきれいに弧を描いて曲がってくれます。そのしっかり感は感激ものでした。

 東京でお世話になった方が1600から1800に乗り換えたので、そのクルマで箱根にドライブに行ったことも忘れられない思い出です。1800はトルクが増しており、ちょっと運転させてもらった感覚では「スピードが乗りすぎて楽しめない。」という印象が残りました。

 1993年夏、旅行で行ったカナダでもミアータは大人気。アルバータ州はフロントのライセンスプレートが無いのでマスクもすっきり。向こうで買えばまだ高いクルマだということもわかったのでした。

 1994年春、M2-1028がリリースされました。発表会に行ってみると、北海道内6台の枠で、即日発注が必要とのこと。結婚1年目の私に数回目のロードスター熱が襲ってきました。M2-1028は1800をベースにしながらもエンジンチューン、足周りのチューン、ロールバー付き、幌なし!280万!という超スパルタンバージョン。妻の説得にかかりましたが「何年乗るの?」との問いに答えられず、玉砕。その勢いでゴルフ1800CLiを購入。ロードスターは永遠の幻となったかに見えました。

 トルクが増したのに引きかえ、エンジンのピックアップが悪くなったと評論家に評判が悪かった一般の1800も、その後、フライホイールの軽量化、エンジン、最終減速比の変更等の改良を受け、1600からみてひとまわり速いクルマに仕上がったようですが、傷心(?)の私は乗らずじまいでした。

購入への伏線

 1996年の夏休み、道東を旅行しました。札幌から釧路までJR特急「おおぞら」に乗って釧路で借りたレンタカーもロードスター1800でした。ぬかりなくマニュアルシフトです。オープンにすると気持ちよく、攻めどころの知床峠でも飛ばす気になりません。

 このときに借りたクルマが、不特定多数に乗られたにしてはトランスミッションも何ともないし、ボディも問題なしと好印象でした。このころから中古を買うという手もあるぞという気持ちが心の奥に芽生えてきたのでした。

 1997年の初夏、Web上の集まり「社会的不適合車協同組合」のオフラインミーティングの誘いのメールがきておそるおそる行ってみました。そこにはアルファロメオ155、いすゞ117クーペなどに混じって1台のユーノスロードスターが居たのです。色はシルバーで聞けばまだ買ったばかりとのこと。「これだあ」と思いは決定的となりました。

我が家にやってきた

 1997年7月、我が家に初期型のユーノスロードスター1600がやってきました。タイヤを早速BSポテンザDAGGに取り替えました。走行距離は36,000キロ弱と8年落ちとは思えないコンディション。外装はそれなり。あるディーラーの裏で下取りに出されたままの形で眠っていました(まえのオーナーはデミオを買ったとか)。ひとは8年落ちでは高いといいますが、私は満足しています。新型NBも発売になりましたが、私があこがれていたクルマはこれなので全然気になりません。

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 通勤が楽しくなりました。涼しい日にはトップを開けてゆうゆうと、真冬は軽々とリヤスライドさせて走っています。ドライブは相手を選びますね。必要以上にかっこつけるのはかえってかっこわるいかな。自然体で末永くつきあっていきたいと思っています。

エピローグ

 「先日、ユーノスロードスターに試乗(ハードTop付き)したら運転が楽しくて欲しくなった。北海道で乗るには勇気がいるよね。東京ならハードトップ付けて買えば乗ってもいいかなと思う。」これは当時東京に移った親友に書いた手紙の文面。 「原文通りです。今では、北海道で幌外して乗ってるんだもんね。」とのコメント付きでメールで教えてもらいました。小さな夢が叶ったという気持ちを忘れずにいたいと思います。

 2年経って、走行距離は63,000kmを超えました。28,000kmほど距離をのばしたことになります。途中ブレーキパッドを交換、パワーウィンドゥモーターの故障による交換。さらにごく最近ショックアブソーバーをSスペシャルの純正ビルシュタインに交換してみました。ほどよい固さと乗り心地が両立され効果は上々。いじりすぎるときりがないことと端からボディの弱い初期型なので、長持ちするよういたわって乗ってあげなきゃと思っています('99.7.11記)

 3年経って、走行距離は75,000kmを超えました。幌のファスナーがほころんできて開け閉めにコツがいるようになりました。そろそろタイミングベルトの交換かな?新型のマツダロードスターもマイナーチェンジされる時期になったようですが、街を走っているロードスターはまだまだユーノスの方が多く見かけられます('00.7.20記)

 11年目の車検はそれなりにお金をかけて通しました。維持すること自体にお金がかかるようになってきたことも事実。車検と同時にマツダスピードの4点式ロールバーを入れました。サーキットを走ってみた感じでは振り返しの挙動が掴み易くなりました('00.11.20記)

 もうすぐ90,000km、プラグを交換してみました。効果ははっきりは判りません。('01.5.13記)

 タイヤをBS POTENZA RE040に、ホイールを15インチに替えてみましたが、唐突に動くようになった気がするリアの挙動がまだ掴み切れません。新しいクルマにも興味がわきますが、道行く子供がライトの開け閉めに喜ぶのを見ると、それだけでもこのクルマがかわいく見えます。街中では非力さを感じる場面もしばしばですが、ワインディングロードで高回転域を使って走ると日頃のストレスは忘れてしまいます。いいクルマです。('01.8.16記)

 走行距離が100,000kmを超えました。冬の路面もよほどの低μ路面以外は問題なく走ります。寒い季節はほったらかしになります。春に整備してあげたいですね。('02.2.7記)

 タイヤを純正サイズの185/60R14に直しました。BS POTENZA RE01です。2月に当て逃げされたフロントの傷を直してから千葉に持ってこようと思います。今回は純正シートを中古品に入れ替えます。('02.4.18記)

 毀損したフロントのライセンスプレートを再発行(同じ文字・数字を取れるのですね!)、見えないところにひびの入っていたリアバンパーを交換の上、ボディ全体を修復・全塗装、ハードトップも塗装、汚かったシートをNA8C純正品に交換、センターパイプからの排気漏れ修理、ブレーキパッド交換(Endless)、リアブレーキキャリパー交換など、整備を行いました。5月末、千葉に上陸。('02.6.10記)

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 走行距離は110,500km。ブレーキの効きが悪かったのでパッド交換。9か月前に買えたばかりだったのですが。今回のWedssport Revspec CCは今のところ満足しています。今シーズンは冬道から遠ざかっているので運転感覚が衰えそうです。('03.2.11記)

 車検を終了。今年の冬は屋根を載せました。('04.12.2記)

 走行124,000kmをもってこのクルマを手放すこととしました。思い出深いクルマです。('05.1.27記)

 2005年2月10日、新しいナンバーを付けて都内にもらわれていきました。('05.2.18記)

 プロフィール

 型式:E-NA6CE。車台番号:1005151。初年度登録:1989年11月。車体色:シルバーストーンメタリック。グレード:スペシャルパッケージ。

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