Nゲージレイアウト「空知鉄道」

我が家のNゲージレイアウトを紹介します。

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DD51とコキ5500形コンテナ車

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側線の様子

 今年の貨物の一番列車はDD51の牽く紙輸送列車(ワキ5000+ヨ8000)、旅客車はアルファコンチネンタルエクスプレスです。今年も小さなレイアウト上でぐるぐる列車を走らせます。(2007.1.3)


◇架空会社名:
 国鉄空知本線〜分割民営化により空知鉄道(株)

◇本社所在地:
 1996年5月、北海道室蘭市にて発足(レイアウト着工)
 1999年4月、札幌市に移転
 2002年4月、千葉市に移転
 2005年4月、札幌市に移転

◇想定した路線 :

 北海道、苫小牧〜岩見沢間、交流電化
 現在は民営化という想定
 単線、複線区間が点在
 千歳線は札幌〜千歳間の盲腸線で、千歳空港もローカル空港のまま
 依然、北海道〜本州の交通体系は函館経由の鉄道輸送がメイン
 

◇レイアウト配線:
 ボードサイズ1,760×840mm(扉の再利用)
 単線エンドレス(楕円形の線路配置)
 レールはトミックス製品
 駅1か所、対向式ホーム2面(ホーム裏の側線はダミー)
 ホーム有効長さは4両、すれ違いは無理して5両まで
 駅のホームから直進する形で側線が各1本、機関車1両を置ける
 駅とは反対側の一辺に長めの待避線(8両編成がすれ違いできる)
 待避線からさらに分岐した機関区への引き上げ線
 引き上げ線の入口をダブルクロスに置き換え、有効長5両の側線を追加
 機関区写真1  機関区写真2
 機関区は、機関車滞泊所といった規模
 2線の車庫、有効長は機関車2両分、ギャップを切って4両まで置ける
 車庫の横に有効長さ2両の側線2本
 給電(フィーダー)はエンドレスに3か所
 もう一系統、引き上げ線に1か所、車庫方向への給電用
 車庫内のギャップの向こう側に1か所ずつ、スイッチ付き
 ポイント(分岐器)は13か所
 架線柱は脱着可、非電化線として楽しむこともできます

全景...43kb

全景(クリックすると大きな画像になります)

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電化イメージ(クリックすると大きな画像になります)

 逆方向からの全景

◇プランの原型:
 模型鉄道の雑誌「アールエムモデルズ」1996年2月号の特集「レイアウトへの道」に「定尺ベニヤでも16番を走らせるレイアウトは可能」というプランが掲載されており、これをNゲージに置き換えて見ると、16番で2両編成→Nなら20m級車両の4両編成を交換しながら運転できるということ。
 線路配置は同号19ページの「バックステージ」というプラン、レイアウトの中心に山または林を作り、向こう側が見えないようにする、エンドレスを置き、二か所の直線に交換設備を配し、交互に交換して列車を運行するといったもの。このプランを参考にして欲張った側線を設けたものです。あまりに線路を取り回しすぎて、単線エンドレスなのに視覚的に単線区間に見える部分が手前の機関庫裏手だけになってしまいました。これでもシーナリィと駅前をゆったり目に配置して単線区間の田舎駅をイメージしたものなのですが、小さな駅に大型バスが横付けする様はややアンバランスと思われます。
 当初はバス車庫、農業倉庫を初めとして完成品を中心にたくさんの建物を並べていましたが、目の高さで見たときに建物の陰で列車がちっとも見えないことに気付きました。そのため、建物を減らすことで建物越しに走る列車を眺められるようにしました。
 かっこよくバラストを撒こうと木工用ボンド水溶液でジャブジャブ水分を与えたことがその後のポイントの作動不良につながり、交換に手間取りました。固着したバラストも消毒用アルコールを滴下すれば難なく剥がれることを知ってからは気が楽になりましたが、ポイント周辺は安定動作が一番と割り切ってバラストを蒔かないようにしました。走行は概ね安定していますが、カーブポイントにおける脱線がたまにあります。電圧降下も目立つのでDCフィーダーを一周に3が所入れています。

 2006年10月、本線上のTOMIX旧カーブポイントをファイントラックに交換、TOMIX初期製品のレールは電圧降下が顕著なため順次交換。車庫入口のポイントをダブルスリップに交換し留置線を1線増やしました。

一番線に急行列車が停車中

◇運転方法:
 単線交互運転。駅における行き違い。さらに、留置線を信号所に見立ててのすれ違い、追い抜きを組み合わせての運転。
 気動車2両編成なら:最大9つの編成を仕立てて順次入れ換えて運用することができます。
 4両(ぎりぎりで5両)編成まで:駅での行き違いが可能。キハ58、キハ40などのローカル気動車、415系近郊電車、機関車+客車3両など。
 8両編成のとき:留置線の有効長いっぱいの長さとなるので、駅は通過させて列車の走行を楽しみます。留置線を信号所に見立てての離合、485系、キハ183系などの特急列車やコンテナ列車など。

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 2006年10月 Wクロスを導入し側線が増えました

 機関車牽引のとき:留置線に配したトミックスのアンカプラーレール(M70)で、機関車の切り離し、機回ししての連結、機関車の入出区という動きを楽しめます。わたしは、自動連結・切り離しをはじめとした遠隔運転操作が鉄道模型の最大の楽しみと考えています。

◇カプラー(連結器)について:
 機関車はすべてアーノルトカプラーのまま。トミックス製品とカトー旧製品のMカプラーを利用するため客車、貨車はアーノルドカプラーを使用。解放ランプ上での動作を確実にするため客車や貨車の機関車と連結する側のカプラーはカトー製のアーノルドカプラーに交換しています。 トミックスのキハ58系などはそのままTNカプラー蜜自連としながらも、カトーカプラーNを小加工すればTNカプラー蜜自連と繋ぐことができるので運用の自由度が増します。特急形など固定編成車両は基本的にカトーカプラーNを使用しています。

◇制御環境:
 パワーユニットはカトーKC-1、ポイントコントロールスイッチは電気に強いE氏にお願いして作ってもらいました。

◇営業方針:
 市販品中心で、気持ちよく走るのが一番。ムード作りには設定にあわせた主役(車輛)、脇役(建造物や地面、背景)がほしいところ。近年は自分のイメージの北海道タイプの車輛がキット形式で売り出されています。入場待ちの車輛も多数ありますが、なかなか落成しません。毎月次々と出てくる新製品は魅力的ですが、レイアウトを持っているとそれに似合わないものや、むやみに長い編成を控えるなど、気持ちに歯止めがかかります。車輛はレイアウトの主役ですが車輛の一人芝居の舞台ではありません。まわりとの調和が大切。鉄道模型の市場も少量多品種生産で「無くなるから買っておく」という新車導入の切迫観念にとらわれがちですが、ほんとうに欲しいものを選びながら飽きないように長く経営していきたいと思います。


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冬が近づいて来ました。ラッセル車も準備OK

◇社史:

1974年: トミーのプラレール、EF58+貨車セットで貨物輸送開業。その後 「寝台特急」で旅客開業。昼夜走らせまくりノウハウを蓄える。「自動連結・切り離し」をCMで見て、友人宅で見せられたトミーのスーパーレールが夢でした。フランジのあるタイヤ、自動連結・切り離しがとてもリアルに感じられました。

1976年: 友人にトミーナインスケールを見せてもらったことをきっか けに、N部門の基礎固めを開始。第1号車は友人からもらったトミーのツム1000、これに500円で購入したトミーDD13でスタート。初の自社発注の新車はトミーのタキ3000でした。黄色いパワーパックと、4本で円になる90度曲線レールと僅かばかりの直線、手動ポイントひとつがすべてでした。

2年ほどで路盤不良のため運行休止日相次ぐ。そのうち、主力のトミーED75形2両が相次いで煙を吐き走行不能に。一時休止。

1979年: 再びNゲージを持つ友人が現れる。トミックスの道床付きレール発売を知り、イメージの列車を収集し始める。幼い頃から親しんだ急行色のディーゼルカー・キハ58、キハ28の製品があることに感動。キハ58系+キハ82先頭車という混成(笑)の特急が走り始める。(ほぼ今と同じ値段、小遣いから1両ずつ買うのが精一杯。Nゲージは本当に高嶺の花でした。)

ただ、車輛を買うのに精一杯で、ストラクチュアを買う余裕もなく、お座敷での架空ダイヤ運転に終始。

この間、DD13、キハ20、キハ58系、キハ82系、ED75奥羽線用、DD51、457系、485系、ワキ5000、ワム80000(以上KATO)、オハ35系客車、14系客車、50系客車(以上TOMIX)、ED78、オハネフ12(以上マイクロエース)などを購入

1983年: 一時休止 (クルマを買ったため)

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寝台特急の発車

1992年: TOMIXのハイグレード製品・キハ58系の細密さに感激し再開。一年間の東京勤務時に量販店での安売りを知り、一気に車輛収集が加速、レイアウトのイメージを意識し始める。

この間、C58、ED79、DE10、DD51北斗星、583系、キハ82系、キハ40、北斗星客車、10系客車(以上KATO)、EF81、EF71、DD54、415系、キハ183系1550番代、キハ58系、コキ50000系(以上TOMIX)などを導入

1996年: 北海道室蘭市においてレイアウトスペース確保、レイアウト着工

この間、C55、キハ110、コキ104、セキ3000、タキ43000(以上KATO)、キハ183系0番代、キハ183系3550番代(HET)、キハ58系、キハ57系(以上TOMIX)などを導入

1997年: なんと、プラレールに再び手を出しました。P部門の現有車輛は、DD51DD51青ガマ、EF81ステンレス、EH500、EH200、EF210、EF66、スーパー北斗、フラノエクスプレス、ブルートレイン、トワイライト用客車、トラ(無がい車)、コキ(コンテナ車)、オユ(郵便車)、ちんちん電車、カートレイン、400系つばさ、40周年記念号、電動プラ電車トリオ、ロータリー除雪車、救急あずさ、L特急、京王8000系、京王6000系、小田急9000系、京急、えのでん、京葉線、東急、都営地下鉄、寝台電車、東海型急行、寝台特急、165系モントレーなど(2006.11月現在)。 プラレールの無がい車をトラ90000に仕立てたら受けそうです。(*プラレールは株式会社トミーの登録商標です。)

1998年: RM MODELS 8月号(104〜105ページ)に所属車輛が掲載されました。導入車輛はDF200、キハ52(以上KATO)、スハ32(MODEMO)など

1999年: 4月、札幌市に転居。導入車輛は、ED75耐寒型(KATO)、DE15、コキ106、ホキ800(以上TOMIX)、キハ22、Wルーフの旧型客車(MODEMO)など

2000年: 導入車輛はキハ58系「たかやま」(TOMIX)、キハ23(GM)、9600、C55-25、タキ21500、タム8000、タキ35000、C11-207、キハ40-300(以上マイクロエース)、Cタイプ入換機(河合)など

2001年: 動作不良のポイントを差し替え、導入車輛はEH500二次形、ワム480000、DF200増備車、EF81-500、キハ47、キハ111,112(以上KATO) 、EF71一次形、415系国鉄旧塗装、DF50(以上TOMIX)、D61、DD16(以上マイクロエース)など

2002年: 4月、千葉市に転居。動作不良のポイントを差し替え、線路のプランはそのままながら部分的にレールをトミックスファイントラックに取り替え。ストラクチュアを再構築。タミヤスプレーワーク稼働に伴いウェザリング、塗装に執心。 トミックスの白色LED室内灯にも惚れ込みました。単価が少々高いですが蛍光灯のイメージの白い灯りで夢のようなシーンが再現できます。この年の導入車輛は9600デフ無し、455系グリーンライナー(以上KATO)、14系寝台車(TOMIX)、DD13初期型(以上マイクロエース)。

2003年: 樹木や人形の再配置。ときにはWTM(ワールドタンクミュージアム)の自衛隊車両が置かれて、レイアウト上が演習場のようなあやしいムードになるときも。トミーテックのバスコレクションでバスの種類が増えました。導入車輛はキハ56、キハ27、クモヤ443系タイプ電気検測車(以上TOMIX)、JR九州キハ200、オユ12(GM)、国鉄キユニ28(宮沢)、コキ200(KATO)、タキ9900(マイクロエース)、キハ46(ペアーハンズ)。

2004年: トミーテックのバスコレクションが充実。導入車輛はキロ59、キロ29(以上KATO改造)、スハ32、スハニ61、オハフ62、マニ36(以上GM)、トラ90000(河合商会) 、オハフ33、オハ35、キハ283系、485系第2編成、レサ5000、キハ58・キハ28修学旅行(以上KATO)、455系、DD51(リニューアル)、DD51JR貨物機関更新機、EF81-300、24系24形寝台客車、キハ58/28冷房準備車、キハ56、キロ28-2300(以上TOMIX)

2005年: バンダイのワーキングビークルを増備。トミーテックのカーコレクション、トラックコレクションに喜ぶ。導入車輛はEF81(TOMIX)、オユ10非冷房(GM)、キハ400系「天北」(マイクロエース) 、オユ12、オハニ36、キハ20、キハ25、キハユニ26、キハ82系(リニューアル版)、富士急行フジサン特急、DD51(リニューアル)(以上KATO)

2006年: トミーテックのトラックコレクション、トレーラーコレクションの充実に喜ぶ。導入車輛はキハ130、フラノエクスプレス、キハ02、コキ104Mタイプ(以上TOMIX)、トラ45000、EF510、E217系(以上KATO) 、銚子電鉄デハ501(鉄道コレクション)、キハ59系「アルファコンチネンタルエクスプレス」(マイクロエース)

10月、ダブルクロスポイントを使って有効長さ5両の側線を追加しました。

2007年: トミーテックのカーコレクションが少しずつ増えています。導入車輛はキハ22、コキ5500(以上TOMIX)

2008年: トミーテックのバスコレクションが増えました。導入車輛はキハ85系(KATO)


◇経営理念:
 習作として作り始めたこのレイアウトも気付けばもう着工からまる11年になろうとしています。現在は運転してばかりでストラクチュアの充実はストップしています。増え続ける自動車やバス、トラックで道路は渋滞気味です。それでもこのレイアウトを持ったおかげで長編成を望む気持ちが減りました。ホームの有効長は客車5両分ですが、手前の待避線は7両まで行けます。いちばん似合うのは2,3両編成あたりでしょう。模型の運転が楽しめる場所を持ったときの新鮮さを忘れずに、飽きずに充実させていけたらと思っています。

◇設立時期:
 「模型」としては1976年、レイアウトは1996年春に着工

 ただ、プラレール時代の方が遊びの内容が濃くて楽しかった気がします。鉄道模型はおもちゃと違ってディティール(細かさ)が命であり、レイアウトにしろ、車輛にしろ、よほど出来がいい作品であってもそれ以上「空想を誘う」ものではないわけで、この点が空想を描きながら遊ぶおもちゃとの違いだと思います。そこがおとな向きなのでしょう。

 トミー、カトーの二大完成品メーカーに加え、快進撃を続けるマイクロエース、その他百花繚乱のメーカーが毎月毎月新たな製品をリリースする昨今、模型を楽しむすべはいろいろありますが、わたしは種類を集めることは自制し、作る、走らせるに絞って、自分の「模型鉄道」を末永く楽しむつもりです。完成品でも運転に支障がない範囲で色差し、ウェザリングを施し自分の心の中にある車両のイメージに近づけていきたいと考えます。レイアウトは鉄道施設や周辺の小物よりも風景を作った方がよほど効果があります。背景画も描いてみたいものです。下の写真は講談社発行、週刊鉄道の旅カレンダー2004年版4月の由布岳をバックにしたディーゼルカーの写真を利用したものです。

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 列車のいない風景もいいものです

◇わたしの心象風景:
 わたしにとっての原体験は父の実家近くの室蘭本線豊浦ー大岸間でキハ82系13連「おおぞら2・1号」(函館発で、旭川行き6両と釧路行き7両あたまとあたまがつながっていました)を眺めたこと。母の実家への帰省でいわゆる「3階建急行」に乗ったこと(「大雪、紋別、はぼろ」号・キハ56形、キハ27形。下川駅で上り「紋別」に乗ったときには3〜4両だったものが、旭川で「大雪」と、深川からは「はぼろ」と併結し計11両くらいになり、終点の札幌が近づくころには、窓越しに自分の列車の前の方が見えるのが楽しかった)だったりするので、すでに現物が見られないこれらの気動車はレイアウトの上ではいつまでも現役です。また、高校の修学旅行で初めて見て乗った24系24形寝台「日本海2号」の印象、深夜の東能代で対向列車と離合した光景はいまだ脳裏に焼き付いています。

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旧型国電がのどかに走る(なかむーさん所有車両)