トラ90000のおへや

作者 たにし(なかたにしんじ)からのごあいさつ

臨港にて..36kb

2001.6.16 臨港駅にて 撮影:伊藤仁浩


道関係のホームページを企画するにあたって本来の積み荷である木材のチップを運ぶ運用としては全国ここだけに残ったトラ90000形貨車に着目してみました。非電化区間の多い北海道にあって、石炭専用車なきあと、良き日の北海道の貨物列車の姿を残しているのは、このクルマをおいて他にないと考えたからです。

本全国の山から紙の原料のチップを輸送するために生まれた金網付きの貨車。1両単位での車扱い貨物の廃止によりいまはコンテナ車と一部のタンク車のみしか生きられない時代。かずかずの形式の貨車が消滅していくなかで、最後の働き口は輸入チップの輸送。孤軍奮闘するもここの仕事がなくなるのが先か、耐用限度がくるのが先か。その老体のヤレ具合から引退の日は近いように見えます。折しも後継車にワム80000形有蓋車が選ばれ、90両の改造を終え投入中。トラ90000形は検査切れを機に一両ずつひっそりと運用離脱しています。

い沿線で見つめる時間を持ち得たので、最後の活躍の舞台をできるだけ記録に留めるよう努めました。ただ、私は、同車の過去の活躍についてあまり知りません。この車に特別の知識持っている訳でもありません。

れをご覧になったみなさんからの情報、過去に撮られた写真、その他ここに公開しても差し支えないエピソードをお持ちの方は、ぜひ メールでお知らせください。また、このページに対する御意見、御感想をお寄せください。楽しみに待っています。(2000.9.1加筆) 

年ながら、2002年の春をもって室蘭本線におけるチップ輸送用のトラ90000形は、ワム80000形480000番代90両にその任を託して引退しました。実物が思い出の中にのみ残る今、模型鉄道で再現したいと思っています。16番ではいくつかのメーカーからキットが、Nでも岩橋商会のキットに加え、河合商会から完成品が発売されます。模型ではこれからが活躍どきです。(2003.5.24加筆)